改行や TAB を含む文字列は単に echo に渡しても正しく表示されない。制御文字をそのまま表示させるには -e オプションとダブルクォートが必要である。 シェルスクリプトで複数行を出力したいとき、echoを連続するのが嫌だな、と感じることがあるはずだ。もちろんシェルスクリプトにも改行の方法が用意されている。いくつかご紹介しよう。

例 下記のように表示する test1 test2. 「echoで改行しないのってどうするんだっけ」 「echoで空行いれるのってどうするんだっけ」 何回書いていても忘れてしまう、こういうちょっとした処理。 いい加減覚えよう、と言うだけ虚しいのでここにメモ。 改行をいれる。(デフォルトで改行は入る)

linuxコマンド echoコマンドで改行する(オプション:-e) echoコマンドで改行するには、 1.オプションで「-e」をつける 2.改行したいところで「\n」を入力する. user_name$ echo -e “test1\ntest2” test1 test2 以上 “応用力”をつけるためのLinux再入門(23):シェルスクリプトに挑戦しよう(3)改行/空白/引用符のルール (1/2) 今回は、echoコマンドを使った画面出力とファイル出力方法を解説した。 変数の扱いや改行の表現方法は多くのプログラミング言語の出力にも応用できる内容だ。 echoコマンドを使った様々な出力方法は応用範囲が広い。ぜひ活用して欲しい。